NY杯 受賞者の声
桜 Exhibition 2009 NY By Collaboration of ISHI で見事受賞に輝いたお二人からお話を伺いました。
桜Exhibition NY By Collaboration of ISHI 大賞
受賞作品:少女期への依存/幻影
この度は、大賞に選出して頂きまして本当にありがとうございました。今回、桜Exhibition用に制作した作品「幻影」をはじめ、私の出展した2作品は今春から今にかけ、長い期間さまざまな方々の目に触れる機会を頂きました。特に、海外の方に作品を観て頂けるという事は、今の私にとって非常に貴重な経験でありそこに出展しているという事が自身のバイタリティに直結する、大きな活力となりました。
私は、作家としてまだまだ未熟さに溢れていますが、ひとつ、この大きな賞を頂いた事で、今まで失いかけていた自信を取り戻すきっかけとなりました。これからも、少しずつ成長していきたいと思います。作品を観てくださった皆様、ありがとうございました。
桜Exhibition NY By Collaboration of ISHI 副賞
受賞作品:夜桜/春
桜 Exhibitionに参加させて頂くにあたって、一番惹かれたのは運営陣の方々のパワーでした。制作者にも観覧者にも楽しんで欲しい、喜んで欲しい。自分達も楽しいし、嬉しいんだと言うような気持ちをそのまま形にするエネルギー。
そこに集まった沢山の作品を拝見して、日本中に桜前線が広がってゆくように、参加者達に、運営陣の方達の気持ちが伝播していったんだろうなぁと思いました。それは当然僕にも伝播して、楽しみながら制作に打ち込めました。その根や幹、花弁の一枚一枚、216人もの作家が集まって咲かせた大樹の桜、そこに参加できた事が嬉しいです。
ニューヨークに咲いた遅咲きの桜の、そのひとつの花弁が副賞を頂けて、でも、正直まだ実感がありません。なのでどう言ったらいいのか、今は選んで頂いた気持ちが嬉しいです!ありがとうございました。これをバネに着地点をうーーんと遠くに置いて、これからも元気いっぱい描いて行こうと思います。お仕事ください!